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音符カーソル

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2009年3月の29件の記事

春の訪れ

街のあちこちで春を発見!
いよいよ年度が替わり、新年度が始まるんですね。

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渡り鳥たちが沼や田んぼのあちこちで食事をしています。

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あんなにたくさんあった雪もここ何日かで急激に溶け始めています。
なんとなくオットセイが何頭もいる感じに。
ちょっとしたモニュメントに見えるから不思議。

P1000814

そして・・・ふきのとうの芽を発見!
あと何日かしたら花が開くんだろうなあ。
見届けることはできないけれども。。。

今日は新しい赴任先へ引き継ぎに行ってきました。
初めての小学校。
初めての複式校。
初めての管理職。
初めての土地。
何もかも初めてだらけで、何が何だか( ̄◆ ̄;)
こんな状態ですが、何とか頑張ります。
そして、長沼町はインターネットの環境が特殊です。
そのため、自宅にインターネットがつながるのは約2週間後。
それまではなかなか更新も難しいかもしれません。
決してブログを閉鎖するわけではありませんので、念のため。
「よく行くサイト」に紹介している掲示板「心より心へ」の書き込みの更新を携帯からする予定でいますのでそちらもご覧下さい。

浦臼からの記事は今日で最後です。
次回からは長沼からの記事となります。
これからもよろしくお願いします。
次回の書き込みまで、みなさんお元気で!

見慣れた風景

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毎日通い慣れた道の見慣れた風景だけれども・・・。
あまりにも美しい光景にうっとり。
春の陽光に一層光り輝く樺戸山。
10年前の春にはこの山との出会いが。
そして、この春は樺戸山との別れ。
まるで旅立ちを祝福しているかのように光り輝いています。
所々に見える雪崩のあとがなんとも言えません。

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学校の前を流れる浦臼内川。
10年前にはまばらだった柳も今ではわっさり。
町内会の草刈りで草も刈ったっけ。
黒ミンクや鴨の泳ぐ姿、青鷺の神々しい羽ばたきを楽しむこともできました。
夏には干上がってしまうのに、今は雪解け水が音をたてて流れています。
柳の枝がうっすらと緑になり、生命の息吹を感じさせます。

P1000812

そして浦臼中学校。
学校前の道路、来たときにはまだ砂利道だったなあ。
ちょうど道路の拡張工事をやっていて埃っぽかったのも覚えています。
この前庭には、カッコウやシメ、四十雀やカケスなど様々な野鳥が遊びに来ていました。
時にはキジという珍しいお客さんも。
秋には生徒会室からの紅葉が見事でした。
寒い校舎でしたが、10年通ううちになれてしまいました。
50年前からあるという3本の銀杏の木ともお別れです。

学校から荷物を運び出し、片付けはすべて完了!
あとは自宅の仕事関係と生活用品を残すのみ。
明日は新しい赴任地での引き継ぎと歓送迎会に出席です。

疲労困憊

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荷造りやら送別会やら・・・。
毎日毎日やることがあって大変。
仕事がすべて片付いているのがせめてもの救いです。
そんな中疲れているのは私だけではないようで。

さっきまで走りまわっていたカイが急に静かに。
ソファーに目をやると・・・。
そこにはおなかを上にして眠るカイの姿が・・・。
お前は本当に猫か?
荷造りの最中はとにかく走りまわっているので疲れたのでしょう。
こちらは猫の手も借りたいほどなのに。。。

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荷造りが忙しくて遊んでやらないためか、ストレスのたまっているカイ。
飛びついてくる。
かじりついてくる。
もう大変゚゚(´O`)°゚
そこでピンクのアヒルをプレゼント。
だいぶ気に入ったようで、アヒルを相手に闘っています。
闘いのあとは枕に。

引っ越しは4月1日。
最後の荷造りを頑張らなきゃ!

おくりもの

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送別会後の同僚との二人だけの飲み会。

「小さいかばんとかもってきてる?
 忘れないうちに渡しとくわ。」

手渡されたのは1枚のDVD。
明らかに手作り。
私が一般教諭として働いてきた学校名が書いてある。
なつかしい~!

その横には制作者の名前。
そこに4人の名前が書いてある。
一人は前の学校の同僚。
一人は最初の学校と今の学校の同僚。
残る二人は二人の元同僚。
私からすると顔を知っているというだけの人。
その二人は私と一緒に働いたことはない。
でも制作者に名前が・・・。
なぜ?
なんでも、その二人は私が以前働いていたその学校でそれぞれ現職。
その二人に頼んで私の写真やら校歌やら私にまつわるものを集めたとのこと。
一緒に働いたこともないのにそんなに協力してくれるなんて・・・。
なんという人脈。
なんという人徳。
本当にありがたいです。
校舎や音楽室やら合唱の指導風景やらをビデオでおさめていたけれども、卒業生に贈るものだと聞いていたのですっかりだまされてしまいました。
私のためにせっせと撮影していたとは・・・。
その他、元同僚からのメッセージも入っているとか・・・。
こんなに心のこもった贈り物をありがとう!
引っ越しが終わってからゆっくりゆっくり見ます。
「心をつくす」
言葉では簡単に言えるのだけれども、それを形で表すことの大変なこと。
私はすばらしい人たちに出会っているのだと思います。
出会いって大切ですよね。
でも、どうやって返していけばいいのかな。。。

今日は引き継ぎの日。
私のあとに赴任することになった先生が学校に来ました。
来るまでの時間、机やら教室やらすべてのものをぞうきんがけ。
もちろん書類もすべて片付け。
必要項目もプリントし、万全の準備で臨みました。
次に来る方が心地よく赴任できるために私ができることを精一杯やりました。
教師になってからいつも心がけていることです。
最低限の礼儀かな。
子どもたちの雰囲気も含めて、次に来る方には最高の状態で受け渡すことができました。
がんばってほしいな。。。

春の樺戸山

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冬に逆戻り?
そんな雪の日が続いたあとの春の太陽。
そして陽光に光り輝く樺戸山。
10年前に赴任したときもこの山のすばらしさに圧倒されたっけ。。。
その時はもっと深い雪があたりをうめつくしていたけれども。
毎日毎日違う表情を見せてくれていた山ともあと数日でお別れ。
この山のおかげで心豊かな日々を送ることができました。
本当にありがとう!

限りなき希望 空に満ち
雪と輝く 樺戸山
伸びよ伸びよ わが個性
尊き生命

新しき文化 築きつつ
石狩川の瀬とともに
護れ守れ わが平和
世界の光

日に思え
自由協同の開拓精神 
もろともに
出でよ出でよ この地より
大いなる人

浦臼中学校の校歌にもこの樺戸山が謳われています。
作詞は作家の石森延男さん。
作曲は東京芸術大学教授で作曲家、そして NHK音楽コンクールと日本における合唱の祖である下総皖一さん。
とても格調の高い校歌です。
私の自慢でもありました。

今度はどんな風景に出会えるのだろう?

「星影のワルツ」

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今日は離任式。
10年間勤めた職場を離れることになります。
本当はもっと早くに異動するはずだったんだけど、諸般の事情で10年となってしまいました。
長かったような、早かったような。
5年前からずっと覚悟をしていたことなので特に感傷というものはありません。
精一杯勤め上げたという思いで一杯です。
お別れのあいさつはいつものようにぶっつけ本番。
「星影のワルツ」を歌うところからはじめました(*v.v)。
作詞:白鳥園枝、作曲:遠藤実さんの曲です。


別れることは辛いけど
仕方がないんだ君のため
別れに「星影のワルツ」を歌おう

冷たい心じゃないんだよ
冷たい心じゃないんだよ

今でも好きさ
君のこと


一番最後の「死ぬほどに」をちょっと変えて「君のこと」としてみました。
たくさんたくさん話したいことはあるけれども、それを話し出すと野暮になるかな、と。
どれだけ心に残るかはわからないので、自分の気持ちを表現している歌にしました。
あとはこれまでの生活で伝えてきたことからくんでくれることでしょう。

この歌のあとに
「あなたたちがこの先生に習ったんだ、と自慢できるような教師でいられるよう
 頑張ります。
 だからみなさんも、この生徒を教えたんだ、と私が自慢できる人間となるよう
 頑張って下さい。
 10年間ありがとうございました。」
とだけ伝えました。
あっさりあっさりの離任式。
感情のコントロールは上手な方なので、これまでの日々の中で涙は流してきてあるので。。。
伝えたいことを伝えるための離任式です。

「ボレロ」

P1000776

着々と進む引っ越し準備。
この連休には家の中だけでなく物置の整理も。
その合間をぬって山わさびを掘る。
山わさびを食べたあとは必ず芽の部分を畑に植え換え。
生命力が強いので2年でこの大きさに。
たいしたもんでしょ?
雪の下から出てきた山わさびで疲労回復です。
春の香りを楽しみます。

そんな引っ越しの合間に疲れを癒してくれるのはやっぱり音楽。
20日(土)にはシルヴィ・ギエムが踊る「ボレロ」が放映。
あのラヴェルが作曲したバレエ曲。
延々と同じリズムが繰り返され、それにのって二つの旋律が楽器の組み合わせによる音色を変えながら演奏が進む。
最初は最弱音の小太鼓から。
少しづつ音量を上げ、最後は最強音で終わる。
これがバレエ曲・・・。
初演の時に作曲者であるラヴェルに「あんたは気が狂っている」と言う老婆。
それに対して「あのおばあさんの言っていることはあたっているよ」とラヴェルが答えたという逸話が残っています。
2005年に札幌でシルヴィ・ギエムの実演に接したときはあまりの衝撃にしばらく拍手も忘れてしまうほど。
魔法にかけられたみたいにどんどん舞台に引きつけられていく。
自分がどこにいるのかわからないぐらい。
東京バレエ団のメンバーも曲の後半から一種のトランス状態になっていくのが伝わってくる。
シルヴィ・ギエムのちょっとした動きに、まるであやつり糸でもつけられているかのように反応していくのですから。
ギエムによって命を与えら、思いのままに動かされているという感じ。
曲が表現している一人の女神によって息吹を与えられていくというストーリーそのもの。
この実演に接したおかげですっかりバレエにはまってしまいました。
ジョルジュ・ドンという男性バレエダンサーの映像をもすごい。
でも、いったんシルヴィ・ギエムのを見てしまうと何か物足りないような・・・。
そのシルヴィ・ギエムも数年前に自ら「ボレロ」を封印。
体力的な理由からだったと思うけど・・・。
かなり激しいからなあ。
そんなことから、二度とシルヴィ・ギエムの「ボレロ」を見ることはできないとあきらめていました。
あの衝撃の舞台が記憶にしっかり残っているものの・・・。

ところが!
飲み会の前に新聞のテレビ欄を見てびっくり。
シルヴィ・ギエムの「ボレロ」とある。
なんでも、モーリス・ベジャールの追悼公演なのだとか。
特別な機会がないと自ら封印したものを演技するはずがないですよね。
自らに厳しいダンサーなだけに映像に残るのが奇跡。
その厳しさから「マダム・ノン」とあだ名されているぐらい。
今回の放映も、きっとダイジェスト版だろうと思いつつも録画。
ところが、帰ってきて見てみると全曲を踊っているではありませんか!
一気に酔いが覚めてしまいました。
やっぱり踊りにキレがある。
そして観ているものを引きつけてやまない魔法のような魅力。
テレビの画面からもそのすごさが伝わってきます。
もう一度出会えてよかったです。
宝物がまたひとつ増えました。

トマトサイダー

P1000775

引っ越しのあいさつ回りの準備をしていて出会ったもの。
3日前の北海道新聞にも宣伝されていたサイダーを偶然にも発見!
浦臼町から新発売のサイダー3種類。
左がトマトサイダー。
真ん中がグレープサイダーの白。
右がグレープサイダーの赤。
トマトは「キャロル7」という甘みの強い浦臼産のミニトマトを使用。
ブドウは浦臼産の「セイベル」という品種を使用。
果汁も50%使用と書いてある。
市販のサイダーだと5~10%の果汁。
素材の味がしっかりと活かされているものに仕上がっています。
ラベルには動物のサイの絵。
よくよく見ると、そのサイの絵をはさんで左に「サ」、右に「イ」と点で模様が入っている。
わかるかなあ?
どこかの動物園と提携して販売してもいいと思うんだけど・・・。
そんな話はないのかな?

気になる「トマトサイダー」の味は?
最初にトマトの甘みが伝わってくるんだけど、その後すぐに炭酸が口に広がる。
トマトの味はするけれどもトマトジュースみたいにあとまでひく感じはない。
驚きの味。
うまい!
トマトをサイダーにするなんて、どこから思いついたんだろう?
「エッ?」って思うけれども、飲んだあとのうまさにさらに驚かされる。

一方の「グレープサイダー」。
赤の方には酸味があり、白の方は甘さが強い。
どちらも甘いので、気になる方は焼酎で割ったりするといいかも。
なぜワイン用ブドウのジュースは甘いのか?
理由は発酵させていないから。
醸造の過程で、酵母が糖分を食べてアルコールを排出する。
そうすると甘みが減少してワイン独特の味に。
ただし、ブドウの糖分が多すぎて酵母が糖分を食べきれなかったり、途中で食べるのをやめさせたりすると糖分の多く残ったワインとなる。
「貴腐ワイン」や「アイスワイン」がそのタイプ。

新発売のこのサイダー、300mlで550円。
もう少しすると化粧箱もできあがり、3本セットで売り出すとのこと。
あいさつ回りには浦臼のものを使いたいと考えている。
う~む、どれにしようか・・・。

50000アクセスを超えました。
いつもいつもアクセスして下さり、ありがとうございます。

生キャラメル

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友人との飲み会の最後。
「これ、うちの嫁さんから」
手渡されたものは・・・
なんと!
あの花畑牧場の「生キャラメル」
( Д) ゚ ゚
千歳空港や札幌駅で、これを購入するために大行列ができているのを何回も見てきました。
並んでも購入できるのか、と疑問に思えるほどの大人数。
ブームが去るまでは手に入れることなんてできないんだろうな・・・。
そんなことを考えながら大行列をいつもうらやましく思いつつの素通り。
その生キャラメルをこんなにも早くに食べることができるなんて・・・。
本当に感謝、感謝です。
さっそく一粒。
本当にキャラメル?
まるで生チョコレートみたい。
口の中であっという間に溶けていく独特の食感にビックリ!
それでいて濃厚。
今まで出会ったことのない味。
大行列に並んでまで購入する人たちの気持ちがよくわかりました。
おいしいです。
衝撃の初体験でしたo(*^▽^*)o

ネットで花畑牧場のものが出ていましたので興味のある方はどうぞ。

http://www.rakuten.co.jp/hanabatake/


「酒場浪記」で紹介されていた「十四代」も飲むことができたし、幸せな一日でした。

「酒場放浪記」

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最後の授業を終え、カニで乾杯bottle
芦別中学校時代に仲間とよく飲んでいた「一番搾り」。
毎日のように飲み歩いて、「〆はビールっすよ!」なんて言いながら飲んでいたビール。
私にとっては思い出のビールです。
日本酒は山口県のお酒「貴(たか)」。
純米酒しか造らないという酒蔵です。
最近、ある雑誌に紹介されたとかで入手困難になってきているとのこと。
でも、田舎だとけっこう手に入りやすいんですけどね・・・(◎´∀`)ノ
どのお酒もそうなのですが、いったん何かで紹介されたとたんに入手困難になるのが困りもの。
昔からのファンにとっては大変困った事態に。
まあ、何かに紹介されるときになりますものね。
仕方ないです。
日本酒を飲む器は美濃焼の蛇の目。
白い陶器の底に青い○が書かれているというシンプルなデザイン。
一合サイズのものがなかなか見つからなかったのですが、ようやく発見し購入。
青い○は魔除けの意味もあるんですよ!

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なんてのんびりと飲み、写真などを撮っていたらカイがやってくる。
甲羅をくわえて逃げようとするカイ。
俺のカニを返せー\(*`∧´)/

お酒の友は、毎週土曜日、BS-iで放映される「酒場放浪記」。
怪しげなおっさんが居酒屋を紹介して酒を飲むだけの番組。
でも、これがいいんだなあ。
一人でお酒を飲むときにこれを見ながらだと心が和む。
はまってしまう番組です。
人気の理由は見ないと伝わってこないかもしれませんが・・・。
気になる方はどうぞ!

そんなんで最後の授業の慰労が無事終わったのでした。

最後の授業

P1000766

今日の2年生の音楽をもって私の最後の授業となりました。
授業では「旅立ちの日にができるまで」というDVDを視聴。
教育課程上のものはすべて終わっていたし、卒業式の練習の過程で伝えるべきことはすべて伝えてあります。
改めて1時間完結の授業をやるよりは、卒業式の余韻に浸らせ、来年度の自分たちの姿に思いを馳せる時間にした方がよいと判断したので。
1年生の頃から、私の思いをくみ取って精一杯取り組んでくれたこの2年生。
残念ながらこの子どもたちを送り出すことなく異動となります。
DVDを視聴したあとに感謝の言葉と、私の今の思いを子どもたちに話しました。
この子どもたちには自分にできる限りのすばらしい卒業式を贈りたかったなあ。
贈ることができないとわかっていたから、今年の卒業式で在校生にすべてを見せてきたのだけれども。
職員には私の合唱指導と式の指導も包み隠さず見せてきました。
同じにやれるとは限りませんが・・・。

浦臼に来てから10年。
今は充実した10年であったと胸を張って言えます。
でも、最初の年は大変だったなあ。
びりびりに破かれた壁。
乱雑に放り出されたかのような椅子。
約20センチはあろうかと思えるプリントやらリコーダーなど音楽準備室のゴミの山。
授業を実施するのに2週間の片付けが必要でした。
守れないチャイム席。
反抗的な態度と言葉。
成立しない授業。
むなしく響く指導の言葉。
・・・
9月の学校祭までは苦痛の連続でした。
少しずつ私の言葉が伝わり始めた時、音楽室の欄間(?)の飾り付けの手伝いをお願いしました。
あんなに反抗的だった3年生が協力してくれたのです。
部活が終わった時期でしたのでじっくりじっくり時間をかけて。
その思い出があったので10年間ずっとはがさずにいた飾り付け。
役目を終えたので授業の終わった今日、たくさんの思い出とともにはがしました。
それが冒頭の写真。
10年分の思いをしっかりと吸収しています。
イヤなこともうれしいことも、すべて見守ってきてくれたこの装飾ともお別れです。
今までありがとう!

肩の荷が下りたようなホッとした気分です。
才能がないのに今まで無理してきたという感じ・・・。
ただ音楽が好きということ、自分と同じ音楽の授業で苦しむ子どもを作らない。
ただ、その一念でした。
才能がなかったから勉強し、努力するしかなかったのです。
余力はあるけれども、充実している時期からちょっと下ったあたりの今。
自分のよい状態の時にすべて出し切ったので悔いはありません。
これまで出会った子どもたちに感謝です。
ありがとう!

「TOSCA」

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BSの番組表を見ると「トスカ」とある。
もちろんプッチーニ作曲のオペラ。
今まで幾度となく放送されていて気になるものは録画していただけに最初は気にもとめていなかった。
念のため番組の詳細を確認。
ズービン・メータ指揮、ローマ・イタリア放送交響楽団とある。
カヴァラドッシにプラシド・ドミンゴ、トスカにカテリーナ・マルフィターノ。
なんと探し求めていたあの伝説の映像・・・w(゚o゚)w!
「その日、そのとき、その場所で」をモットーに1992年7月に作られたもの。
撮影はローマ。
聖アンドレア・デルラ・ヴァルレ教会堂、ファルネーゼ宮殿、聖アンジェロ城など幕に合わせて実在の建物を使用。
時間も脚本に合わせて設定。
ものすごくリアルなオペラに仕上がっている。
ほしかったんだよなあ・・・この映像。
ちょーラッキー;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

この「トスカ」、「ヴェリズモ・オペラ」と言われているけれど・・・。
そもそも「ヴェリズモ」って?
19世紀後半、イタリアが統一された時に様々な社会的矛盾が生じます。
現実の持つ恐ろしさに直面したイタリアの人々は、現実を直視し、現実に価値を認め、現実を肯定するところから始めなければなりませんでした。
理想的なロマン主義からの大きな転換です。
社会環境が人間のすべての行動や思想、未来を決めると考えられるようになった世の中。
芸術も芸術のために存在するのではなく、人生のために存在するという現実肯定主義の芸術運動が起こりました。
それが「ヴェリズモ」。
扱う内容は姦通、殺人、強姦、拷問、決闘、貧困、餓死、堕落した聖職者・・・恥ずべき現実的な題材。
ヴェリズモ・オペラは文学と演劇の分野の影響を受けて生まれました。
代表的なものにマスカーニ作曲の「カヴァレリア・ルスティカーナ」、レオンカヴァッロ作曲の「道化師」があります。
いずれも1幕もののオペラです。
内容から考えると、真のヴェリズモ・オペラはベルク作曲の「ヴォツェック」と考えられるのですがどうですか?
飛躍しすぎ?
では、「トスカ」はヴェリズモ・オペラと言えるのでしょうか?

「ヴェリズモ・オペラである」との理由
・1800年の現実を舞台にした歴史劇であること。
・拷問、殺人、暴といった現実社会における人間の非情さをテーマにしていること。
・ヴェリズモ全盛期にヴェリズモ人気を見込んで作曲されていること。

「ヴェリズモ・オペラではない」との理由
・音楽的にも作劇法的にも、プッチーニはロマン主義であるヴェルディの後継者であ
 ること。
・劇的展開よりも、美しい叙情的なアリアが魅力となっていること。
・大方のヴェリズモ・オペラは1幕ものなのに対し、「トスカ」は3幕ものであること。

「どちらでもない」との理由
・1800年のローマを舞台にした歴史劇ではあるが、場所や人物に実在のものとそ
 うでないものが混在しているロマン劇となっていること。
・拷問、殺人、暴行といった人間の残虐さをテーマにしながらも、それに抵抗するト
 スカの情念を肯定的に表現していること。
・音楽的にも作劇的にもロマン派であるヴェルディの影響を受けながらも、示導動
 機の導入といったワーグナーの影響も受けているということ。
・美しい叙情的なアリアが魅力でありながらも、舞台上では殺人、拷問、脅迫といっ
 たシーンが演じられるサスペンス劇であること。
・悲劇的な3幕もののオペラでありながら、基本的には直線的に流れる1幕ものの
 構成になっていること。

いろんな考えがあるようです。
だからこそ魅力的なオペラなのかも。
大好きな「星は光りぬ」の部分はどんな演出になっているのだろう。
この部分、トスカに比べてカヴァラドッシのなんと情けないことか・・・┐(´д`)┌
引っ越しのあとの楽しみかな・・・。

続・グループ研修3-③

P1000763

3月2日に日の出小学校で行われたグループ研修の記録が届きましたので紹介します。
この日は2つの小学校グループのメンバーが集まっての研修となりました。
研修のはじめは全員そろっての話し合い。
話し合いの始まりは、平田教諭の授業についてから。
話し合いの最中にも参加者が増えていきます。
結局、平田教諭の説明を受けたところで二つにわかれることとなりました。

山﨑教諭のグループは、子どものイメージを活かした歌唱表現の工夫。
教材を「こぎつね」か「夕やけ小やけ」で悩んでいますが、現段階では「夕やけ小やけ」で進めることに。
山﨑教諭グループの記録は、美園小学校の樋口教諭が担当してくれました。
最初は一つの教室で話し合いをしていたので記録は別な方にお願いしていました。
二つに分かれた時に記録をお願いするのを忘れてしまい・・・。
あとからお願いしたにもかかわらず、ていねいにまとめられています。
記憶を頼りにまとめたとのことでしたが、すばらしい記憶力だと思いました。

「syou1_3.2.pdf」をダウンロード

平田教諭のグループは、表現を子どもたちが自分たちなりに工夫する学習。
教材は「ソーラン節」。
合唱表現ではない表現活動を切り口に子どもたちの能力を高めたいという願いがあるからです。
記録は三川小学校の豊川教諭と村上教諭が担当してくれました。
全員で話し合いを行った部分の記録は豊川教諭。
平田教諭グループのメンバーだけで話し合いを行った部分は村上教諭。
同じ学校の強みとはいえ、何が話し合われたのかお互いの交流がしっかりできている記録となっています。
同じ学校にいても話が伝わっていないことって多いですから。
それだけしっかりとメモがとられていたこと、そして自分のこととして真剣に話し合いに参加してくれていたことが伝わってくる仕上がりとなっています。

「syou2_3.2.pdf」をダウンロード

劇的に研究内容が変わったグループもあります。
静かに静かに研究内容が煮詰まりつつある研究グループもあります。
それぞれのグループの特性を活かしながらも、ここから超特急の取り組みが始まります。
ここからは気づいたものが動いていくしかありません。
人任せではなく、気になったところはどんどん声に出して確認していきましょう。
また、様々な角度からの意見も必要な時です。
これを言ったら違うかな、が一番怖いです。
自分の考えを声に出してください。
4月からは大忙しになりますよ!

感動をつくる

Dh000127

これまでたくさんの卒業式に携わってきました。
卒業式を創りあげていく過程でいつも考えることがあります。
それは・・・

「感動はつくるもの」

であるということ。
これまで一緒に生活してきた仲間や学舎と離れるわけですから、卒業式は感動的なもの。
特に何も指導しなくても、その場に感動は存在しています。
でも、より感動の深まった式とするためにはそれなりの労力が必要。
感動的な卒業式、その条件とは?

1.式に真剣に参加する子どもの育成

じっと座っている。
話を聞くときに相手の方を向き顔を上げて聞いている。
立派な態度なんだけれども、どことなく違和感を感じるときがありませんか?
上辺を繕ってもなぜか伝わるんですよね。
気持ちってちゃんと表情や行動に表れるものなのでしょう。
卒業生をお祝いしようとする気持ち、在校生に自分たちが受け継いできたものを伝えようとする気持ちを表情や身体全体で表現することが大切。
そこには自然と緊張感が生まれるもの。
真剣さから生まれる緊張感があって初めて感動が生まれるのではないでしょうか。

2.心をこめた取り組みの過程

当日はお客さんもいるし真剣にやるはず。
卒業式の当日だけ真剣にやればいいや!
こんな話を聞くときもあります。
卒業式の雰囲気は独特のもの。
取り組みの過程で手を抜いたとしても、それなりの感動はあると思います。
でも残念ながら、そのような考えから深まりのある感動は生まれません。
取り組みの過程をどれだけ真剣に心をこめて取り組めたかによって感動の深さは決まります。
卒業生を喜ばせようと一つひとつの装飾に気持ちをこめて作成する。
一生に一度の思い出をつくろうと合唱や指揮練習の時に真剣な態度で参加する。
一つひとつの取り組みに卒業生は在校生に、在校生は卒業生にそれぞれお礼と気持ちをこめる。
まさに「一期一会」の気持ちが必要なのです。

これらは自然に身につくものではありません。
教師側の指導があって初めて子どもの心の中にあるものが引き出され、身についていくもの。
子どもの心に訴える指導があって感動的な卒業式となるのです。
教師側が何を指導したかによって卒業式の感動の深みが変わってきます。
この人が指導したときには感動的な卒業式になる、という経験はありませんか?
その人がどんな言葉かけをし、どんな指導をしているのか観察し、研究してみてください。
きっとその人ならではの感動を生み出す条件が見えてくるはずです。
それを盗んで自分のものとしましょう!
私はすべて包み隠さず自分の指導場面を見せます。
指導言も他の先生方の参考となるように考えたものを使います。
音楽科教師は全体指導の場面が多いです。
その経験を活かして全体指導の得意な音楽科教師をめざししましょう。
音楽科は「感動」と大きなつながりのある教科。
より心に訴える指導ができるはず。
音楽科教師ならではの感動のある式づくりをめざしましょう!

学んだこと

P1000765

まだ土曜日に授業があった私の新卒時代。
その学校の土曜日の時間割は、全校集会、学活、道徳の3時間。
その全校集会に必ず校歌斉唱がありました。
毎週歌っているから大きな声がでると思うでしょ?
これがなかなか難しい。
声が出ないので怒って歌わせて。
それでも満足のいく声量にならない。
音楽科教師と生徒会担当の責任ということで毎週必死に頑張りました。
全職員で指導する、という言葉はあるものの現実はなかなか・・・。
一部の職員が頑張ってるという感じでした。

3年目のある日、尊敬する先輩教師から「校歌を毎週歌わせる意義は?」との質問。
そういわれるとなかなか言葉がでてこない。

自分の学校に誇りを持ってもらうため?
歌声活動を支える基本?

う~ん。。。
どれも的外れのような・・・。
「入学式や終業式などではちゃんと声を出しているでしょ?
 出さなきゃならない時を子どもたちはわかっているよ。
 目的がはっきりしているときにはやるってこと。
 その時にしっかり声を出せるように指導するようにしたら?」
本当にその通りで、節目節目では怒鳴らなくてもちゃんと声が出るのです。
意識が毎週の全校集会と違うのでしょう。
歌う目的がはっきりしている。
その通りと思った私はすぐに職員会議でこのことを提案しました。
「毎週校歌を歌うのではなく、節目の行事に集中して歌う指導をしたい」と。
提案したとたん、反対と批判の集中砲火を浴びました。
「うちの学校の伝統をわかっているのか?」
「歌わないからってあきらめるのでは指導にならない。」
「こんなにすばらしい校歌を認めないのか?」
いくら説明してもなかなか私の意見を聞き入れてくれません。
私は当然、私に意見した先輩が私の立場を救おうと発言してくれるものと思っていました。
でも、その先輩は一言も発言しませんでした。
悲しかったです。
その職員会議で学んだことが二つあります。

①人の意見を聞いた上で提案した原案であっても自分で責任をとらなければならない。
 援護してくれることを期待してはいけない。
②ただし、私自身は自分の意見を聞いてくれた人がいたら最後まで援護する。
 仲間を見捨てない、裏切らない。

でもね、私にはたくさんのすばらしい仲間ができるのです。
一緒に闘ってくれる。
意見を交わしたあとはちゃんと援護してくれる。
必ず、逆の立場の意見もあることを教えてくれる。
この当時は二人の仲間がいました。
3人でいるときにはけっこう激しい意見の言い合いをします。
目的は一致しているのだけれども、指導の方法や指導過程の考え方が違うからです。
それなのに職員会議や各種指導なんかになると援護してくれる。
ありがたかったです。
その後もそんな仲間に出会い、支えられてここまでやってきました。
①があてはまる人とあてはまらない人。
これをちゃんと見極めていかないと。
①を考えなくて済む仲間が一人職場や組織にいるととても心強いものです。
もしそのような人がいたら離さないようにしなければいけませんよ!
運のない時ってけっこう自分から離れるきっかけを作ってしまいますから。

何でこんな話を書いたかって?
卒業式のあと、信頼している友人と二人だけで飲みに行って語り合ったからです。

理想・・・

10momiji

友人の写真ブログ。

「この歌にぴったりの男がいたんですよ。。。(クールポコ風)笑」

という言葉のあとに次のような詩が紹介されていました。
「こんな風に生きてみたい」
との友人の言葉。
私も、こんな風に生きてみたいです。
自分の性格からするとなかなか難しいのですが・・・。
すばらしい卒業式のあとにまたまたよいものをもらいました。

「めざしたいけど、自分には難しいなあ。。。」

なんて書いてあったけど、彼そのものを表現している詩です。

一日二杯の酒を飲み さかなは特にこだわらず

マイクが来たなら微笑んで 十八番を一つ歌うだけ

妻には涙を見せないで 子供に愚痴をきかせずに

男の嘆きはほろ酔いで 酒場の隅に置いて行く

目立たぬようにはしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず

人の心を見つめつづける 時代おくれの男になりたい


不器用だけれどしらけずに 純粋だけど野暮じゃなく

上手なお酒を飲みながら 一年一度酔っぱらう

昔の友にはやさしくて 変わらぬ友と信じ込み

あれこれ仕事もあるくせに 自分のことは後にする

ねたまぬようにあせらぬように 飾った世界に流されず

好きな誰かを思いつづける 時代おくれの男になりたい

目立たぬようにはしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず

人の心を見つめつづける 時代おくれの男になりたい

作詞=阿久 悠

卒業式のあと

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無事に卒業式が終わりました。
とにかく在校生が頑張った!
思いはただひとつ。
「3年生を喜ばせるために」
そこに言葉なんていりません。
私の思いをくみ取ってくれてありがとう!
教師をやっていてよかった。
出会えてよかった。

卒業式。
そして、卒業を祝う会。
それらが終わって自宅に戻ろうとすると校門に雪だるまsnow
誰がつくったんだろう?
今日の卒業式がどれだけ心に残るものであったかが伝わってきます。
ホッとしました。
私が去ったあとも1,2年生が私の心を伝えていってくれることでしょう。
子どもたち、本当に本当にありがとう!
心からの感動をもって。。。

式場にて

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会場もできあがり、あとは明日の本番を迎えるのみ。
ひっそりとした体育館に一人でいると午前中の総練習が思い出される。
緊張感の中、必死に声を出そうとする在校生。
それに応える卒業生。
歌声がどんどんどんどん高まっていく。
お互いの心と心が響きあい、これまで聞くことのできなかった「手紙」に。
曲が持っている何かをつかんだ感じ。
何かそこにある流れにのって歌っているといったらいいのか・・・。
子ども自身が共感できる曲なんだろうなあ。
朝も昼も帰りもあちこちから「手紙」が聞こえてくる。
それぞれの学年が自主練習までするのだから・・・。
それぞれがなにがしかの思いを持って表現しているのが伝わってくる。
やってよかったなあ。
心からそう思う。

卒業生の「旅立ちの日に」はしっとりしっとりの表現。
何かきっかけがあると大泣きしてしまうんじゃないかな?
伴奏の最初の一音。
響いた瞬間、えもいわれぬ気持ちがピーンと張り詰める。
3年間の締めくくりの時が来た・・・。
「この広いおおぞらへ 夢を託して」
もう私たちの手から離れてしまった卒業生。
これからは自分たちの力で未来を切り拓いていかなければならない。
その決意を表現して式場の参加者に伝えるところ。
聞いているこちらの手にも力が入る。
1番のあとの間奏。
3年間の生活の中での出来事が次から次へと思い出される瞬間。
その次の2番でそれまで苦楽をともにしてきた仲間への思いがあふれでる。
そして最後の後奏。
後戻りしたくてもできない、そんな寂しさがこみ上げてくる。
私自身もこれまで出会ってきた子どもたちを思い出す部分。
総練習とは言え、今年もいいものをもらった。
自分自身の締めくくりとして、今日は1,2年生にも「旅立ちの日に」が表現しているものを伝えました。
いつか私とかかわったこの1,2年生が「旅立ちの日に」を表現するときのために。

明日はどんな合唱を聞かせてくれるのだろう?
子どもたちのがんばりに応えられるよう、私も全力で向き合わなきゃ!
一生に一度の思い出となるように。

司会の心得

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今年は卒業式の司会も担当。
もしかしたらこれが最後の司会?
いつかはまた機会があるかな?
それにしても、これまで何回担当しただろう?
結構な回数をこなしてきたと思います。

儀式的行事での司会、けっこう気を遣います。
経験された方ならきっとわかってくれると思います。
なにせ、司会の進め方一つで雰囲気が大きく変わってしまいますから。
特に気をつけるのは流れを壊さないこと。
式には流れというものがあって、それをつかむことができればしまったものになるし、つかみきれないとなんだか感動の薄いものになってしまいます。
必要なのは場の雰囲気を読んで対応する柔軟性。
そうして緊張感を高めていくのです。
心から卒業をお祝いしようとする気持ちがあふれているか。
真剣に参加しようとする気持ちに満ちあふれているかどうか。
それを演出するのが司会者。
目立ってはいけないけれども、司会の存在感によって大きく左右されます。
マイクの前に立ったときに場の雰囲気を変えることができるかどうか。
地域の方々、保護者、子どもたちの気持ちを引き締めることができるかどうか。
一点に集中させることができるかどうか。
それは自分の日常の教育実践の成果にもかかわっているし、当日までの練習の過程でどれだけ真剣に子どもたちと向き合ってきたか、ということも試される瞬間です。
また、声の速度や高さにも気を遣います。
緊張感がほしいときには間を詰める。
ゆったりと和やかな雰囲気がほしいときには長めの間を取る。
式次第やその場の雰囲気によって変えていきます。
すべては司会者のさじ加減一つ。
前の方が高い声の時は少し自分の声を低く。
前の方が早口なら少しゆっくり話をする。
式の流れにメリハリをつけるためにこんなこともやっています。

また、式を仕上げる過程で次のようなことにも気をつけています。
ひとつは、話は短く、活動を多くすること。
よく見かけるのは延々と長い説明。
その間、子どもたちはずっと座りっぱなし。
話が長いため、ポイントが増えてしまう。
ポイントがどんどんずれていったり、ぼやけてしまったりしてしまいます。
当然飽きてくるので違うことを考えはじめたり、いたずらをし始めたり・・・。
それに対してまた説教。
この時間で式に必要なことの何を身につけさせるのか、ねらいを一つに絞り、簡潔に説明したあとに必ず体を動かして体験させるように工夫します。
いかに集中力を高め、持続させるのかということを考えなくてはなりません。
その他に、雰囲気を和ませようとしているのか、笑いをとろうとする方もいます。
せっかく緊張感を持って練習に参加しているのに、その緊張感を教師側で台無しにしてしまうことも。
その後はしまりのないだらとした態度での参加。
次から次へと無駄話も飛び火。
笑いをとって和ませるのは、緊張感のある練習が終わったあとでもいいのではないでしょうか。
まあ、時と場合によりますが・・・。

今日の練習はすごく引き締まったものになりました。
明日卒業式を迎えてもいいくらいです。
子どもたちも真剣そのもの。
いい表情をしていました。
他の先生方に伝えることを紹介してこの記事を終わります。
式の練習中には子どもたちと向かい合わせの位置で参加するようにしてみてください。
子どもたちの表情や動き、式全体の流れがよくわかります。
子どもたちの背中だけ見ていたのでは「自分も卒業式の参加者」という意識が遠のいてしまいます。
係の先生に任せておけばいいや、なんていう気持ちに。
ぜひ、積極的に式の練習に参加してください。

卒業式に向けて

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私の学校の卒業式は3月12日。
休み明けの明日から3日間が勝負です。
先週は曲の全体像と流れをつかむことを中心に練習。
本格的な練習には入りません。
とはいっても本格的な練習になったらどれくらい厳しくなるか、という見通しも持たせなければならないので初日だけはほぼ全力で取り組ませました。
あとの日は余力を残しての練習です。
なぜ?
3年生は高校入試の週だったし、1,2年生は学年末テストの週でしたから。
まずはテストを優先。
夜遅くまで勉強して疲れていたり、テストを受ける不安から声が出ないのは当然。
だからこそ、曲の全体像と流れをつかませることを中心にしたのです。
気合いを入れて集中的に取り組ませるのは目の前にある入試やテストが終わってからで十分。
でも、すべての練習と一瞬一瞬に全力で取り組まないと怒る方も。
入試の前にもかかわらず、声が出ていないからと何回も歌わせたり、1時間いっぱい歌わせたり・・・。
挙げ句の果てには「そんな声じゃあ入試の結果も心配だな」なんて声かけ。
そうすると子どもの気持ちは落ち込むし、余計な反発を招いてしまいます。
せっかくいいことをしているのに本末転倒の結果に。
子どもも苦しいし、教師も怒りだけが心に残る。
どうせやるからには子どもも教師もお互いに気持ちよくやりたいですよね。
一生に一度の卒業式なのですから。

私が入試前に使う手は次のようなものです。
「今までの先輩は自分たちで相談して入試の前に歌ってから出かけたよ。」
という話を紹介してから全校の練習を終えます。
そのあとどんなに意欲のない卒業生も大抵は自主的に練習する。
後輩たちの前で話をされるために、先輩として引っ込みがつかなくなるからです。
それを廊下でそっと聞いておき、全校での練習の時に紹介します。

「先生がついてなくても3年生は頑張っていたよ。
 すごい意欲だと思わない?
 この3年生の気持ちをくんで1,2年生も頑張ろう。」

問題は声の大きさとか歌のうまさではありません。
「先生がいなくても自分たちで自主的に練習しようとする意欲」です。
それを認め、ほめてあげるだけです。
そのことが次の練習に生きてきます。
また、1,2年生も「来年は自分たちもやらなきゃ」と考えるきっかけに。
今は何を優先して生活しなければいけないのか、どこで全力を出させるのか。
ねらいを一つに絞って指導していくことが大切です。
子どもたちだって時間のない中あれもこれも取り組まされているわけですから。
子どもたち自身の生きた事例から学ばせると効果的です。
他にもこんな話をします。

「3年生はこれからの練習の中で自分たちが先輩から受け継いできたよいものを後
 輩たちに伝えていいってね。
 ここからは頭のてっぺんから脚のつま先まで身体全体で表現して伝えていくんだ
 よ!
 3年生の動きのすべてが注目されていると思って。
 1,2年生はここからの3年生の動きから学んでいこう。
 よいものを受け継ぎ、そして次につなげていくんだよ。」

9日の練習は、卒業式の隊形に並んで待っていること、体育館で歌うことになれること。
10日の練習は、強弱や言葉の発音など表現の工夫を再確認すること、気持ちをこめて歌うこと。
11日の練習は、総練習なので卒業式本番を意識して歌うこと。
それぞれ前の練習の最後に目標を伝えておきます。
練習の最初にその目標を確認し、練習の途中や最後に評価する。
そして次の練習の目標を伝える。
授業と同じ。
目標は具体的に評価できるものに。
はっきりしない指示だと子どもたちは迷ってしまいますから。

9日に練習を開始する場所も決めてあります。
たとえば「旅立ちの日に」であれば「今、別れの時」からです。
思いっきり自分のもてる声の能力を出し切らせたいところ。
ここを自信を持って歌えるようになるまで練習します。

「歌い出しの言葉をはっきり」
「休符のあとの入りを遅れない。休符のところで休んでしまわない。」

などなど指示は明確に。
それができたところで前半の表情づけの練習。
卒業に当たっての思いをふくらますことができるような話をしながら練習を進めます。
そうすることによって卒業生としての意欲や意識を高めていきます。

うまくいかないときもあるけれども、その葛藤が自分の財産になります。
私から指導方法を盗んだ、という方もいるので参考になればと思い書いてみました。
ただし、あくまでも一つの方法でしかありません。
一人ひとり指導の方法は違うし、一人ひとりがそれぞれのすばらしい指導方法をもっているので。
あくまで参考です。

すでに古典?

昨晩、ゲルギエフ指揮のマリインスキー劇場で行われたバレエ公演をTVで見ました。
演目はすべてストラヴィンスキー作曲のバレエ。
「火の鳥」「春の祭典」「結婚」という3曲。
「ペトルーシカ」は入らなかったか・・・残念!
「今日の3曲は前衛的なバレエ云々・・・」とは解説者の言葉。
期待でワクワクしながら見始めるとそんな感じは全くなし。
古典のバレエを見ている印象。
演出が数十年前の復刻だったからかもしれません。
その当時は前衛だったかもしれないけど・・・。
今の最先端と言われる演出に慣れた目からするとちょっとおとなしく見えるのかな。

「火の鳥」はフォーキン演出。
私が持っているカナダのバレエ団のものよりも物語性に重点を置いた演出。
それぞれのシーンのタイトルと曲が表現している内容がぴったり。
すごくわかりやすい。
これを見てから曲を聞いたらいろんな場面を想像できて楽しめそう。

「春の祭典」はあのニジンスキー演出のもの。
空中で静止して見えた、という伝説が残っているニジンスキー。
彼の演出ということからジャンプが多いのかと想像。
ところが、その期待は見事に裏切られ、地面にどっしりと根を下ろしたような振り付け。
長老役など物語に出てくる登場人物の性格がはっきりと描きわけられている。
衣装も古代を思わせるようなもの。
何かおとぎ話を見ているような感じ。
「こういうストーリーだったのか」とこれもわかりやすい。
ただ、曲はやっぱり刺激にあふれている。

「結婚」はニジンスキーの妹ニジンスカ演出。
疲れのためか見る前に力尽きてしまいました(^-^;
そのあとの「モーリス・ベジャール」のドキュメンタリーも。

ゲルギエフの指揮はまるで情念の固まりという印象。
出てくる音が激しい。
興奮のためか、所々指揮者とオーケストラが走りぎみのところはある。
でも、オーケストラ・コンサートとは違い、ちゃんとダンサーを引き立てるように演奏。
それでいてしっかりと主張がある。
今回の番組を視聴して、バレエ曲であることを再認識させられました。
今回のものであれば授業で扱うことも可能。
「ボレロ」とはまた違う視点、観点から子どもたちに教えることができると思います。

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番組を見ている最中も風が吹き荒れる。
春一番?
それにしてもすごい強風でしたねw(゚o゚)w
一晩たった朝になってもそれはやまず、窓から外を眺めているカイが獲物をねらいはじめました。
なにかいるのかな?
カイの視線の先を見ると・・・雪の固まりがコロコロと転がっていきます。
雪まりも?
まさかね。。。
とても不思議な光景でした。
まるで砂漠か荒野に自分一人だけがいる感じ。

お手伝い?

引っ越しがあるかもしれないということで毎日少しずつ準備。
片付けていると、しましまふさふさで灰色のものがいろいろ邪魔をしてくる。

荷造りをしているひもが急に重くなる。
その先にはひもをくわえたカイ。
油断をすると、ひもをかみ切り食べる。
高いところに登っていたずら三昧。
かと思ったらバランスを崩して落下。
懲りずにまた高いところに登り、物を落とす。
猛烈な勢いで走りまわる。
目をらんらんとさせて夜中にゴソゴソ。
もう勘弁してくれ~!
仕事にならん(-゛-メ)一応はお手伝いのつもりなんだろうなあ・・・。

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落下5秒前のカイ
┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

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夜中のいたずら三昧の形跡。
埃だらけの場所を歩きまわったらしい・・・(-ε-)

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騒ぎ疲れて眠るカイ。
どこにいるかわかりますか?
左上を拡大すると・・・

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なんだかごちゃごちゃしたところが好きなようで・・・。
やっぱりカイも落ち着かないのかなあ。。。
でも、準備していて引っ越しがなくなったらどうなるんだろ?

春はそこに!

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3月3日のひな祭り。
体育館にひらひらと舞う物体を発見!
ティッシュの破片か、はたまた綿ゴミか?
それにしては大きい。
すぐに落ちてこないし。
よくよく見るとチョウチョw(゚o゚)w
いつもよりは確実に暖かいけれども、そんなに暖かいの?
3月5日、6日あたりが暦の上では啓蟄になってはいるけれど。
それに合わせて冬ごもりからさめた?
でも、北海道だぞ!
しかもうちの学校の体育館は相当寒いのに。
強い日差しに騙された?
そして羽化したということは幼虫がいてさなぎに成長したってこと。
この寒い体育館のどこにいたんだろう。
体育館ではかわいそうなので、温かい職員室に連れてきました。
でも咲いている花はシクラメンしかないんだよなあ・・・。
今は窓際でじっとしていますが生きています!
本当の春(?)まで生き抜くことができるのか?
ほんのちょっとしたできごとだけれども生命の不思議さと偉大さを感じます。
もしかしたら卒業を祝福するために現れてくれたのかな。
春の訪れを知らせてくれたチョウチョに感謝し、応援している毎日です。
職員室のみんながこのチョウチョを見守っています。

春が来たうれしさでいっぱいなのはチョウチョだけではありません。
だんだんと春が近づくにつれて私の心も弾んできます。
じっとしていられない、何とも言えない気持ち。
まさに「春に」に表現されているもの。
卒業式の練習が本格化するけれども、なんだか気分よく進められそう!
入試が終わって3年生の表情も変わったし。
ここからは一気に。

全校合唱では「手紙」を歌います。
そのこともあってアンジェラ・アキさんのDVDを見せたんだけれども予想以上の反応。
「手紙~卒業」。
視聴している時の集中力のすごさ!
一言も発しません。
そして視聴を終えたあと・・・。
すでに映像は終わっているのに子どもたちはぴくりとも動かない。
こちらから声をかけてようやく動き始めるという感じでした。
伝わるものがあるんですね!
3年生には「旅立ちの日にができるまで」というDVDを見せる予定。
こちらも曲の作られた背景や思いが伝わるすばらしい映像です。
なぜ歌い継がれるのかその理由がよくわかります。
卒業にあたり教師として何を伝えるのか、そこが大切なところです。
子どもたちのためにがんばろう!
けっして表面を整えることにこだわるのではなく・・・。

小・中一貫

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まだ何も決定していない中でこんなことを書くのもどうかとは思うのですが・・・。
不安をあおるつもりはないけれど。
ただ、いろんな方面からの話を総合すると心配になってきたので。

これからは教育の動向を教育面からだけではなく、財政面からも読み取ってみてください。
教育面から見ると、音楽科を含むいわゆる芸能教科の必要性が強く意見として出ているようです。
心の教育からすると当然でしょう。
豊かな情操をはぐくむ音楽科教育の意義が支持され、認められているということ。
ありがたいことですね。
しかし、財政面から見ると・・・。
この不景気の世の中、国もお金がないお金がないと言い続けている状態。
国にお金がない時に何で調整するのか。
人件費をいじるのが一番手っ取り早い方法です。
これまでのことから考えるとこれはもう明白なことですよね。
そうなると教職員数を今の状態のまま維持できるかどうかが問題となってきます。
音楽科は必要、でも教職員数の現状維持は難しい。
この2つを両立させる方法。
このような状況の中でどんなことを考えるでしょうか?

・学校に音楽科が必要ということからすると、モジュールなどでの授業実施は教科軽
 視につながってしまう。
・非常勤講師としての扱いだと単年度での措置となり、教育の連続性や学びの蓄積
 が望めない。
・そうかといって一校に一人の配置は予算上難しい。

予想されることは・・・

①拠点校配置
②小・中学校を一貫教育とみなして配置

①は小学校なら小学校、中学校なら中学校と複数の同じ校種を一人の教師が受け持つ方法です。
月曜日から水曜日ははA中学校、木曜日と金曜日はB中学校というように。
②は中学校とその校下の小学校を担当するという方法。
小学校と中学校の連続性が言われている今日、この方法が一番可能性が高いのではないでしょうか。
小学校における専門教育の維持という観点も達成できます。
専科ということであれば中学校の免許で対応できます。
今の免許法を維持したままで移行できますから問題もありません。
①にしても②にしても、担任はもてないし、分掌だって担当することはできません。
音楽科教育に専念するということです。
ただ、それがよい結果を生まないであろうことは読んでいるみなさんが一番わかっていることでしょう。
もしかしたら各市町村での対応ということになるのかも知れませんが・・・。

小学校と中学校9年間の学びの連続。
すばらしい発想だと思います。
小学校の先生方は自分が今教えていることが中学校でどのように活かされるのかを学ぶ。
中学校の先生方は小学校で学んだことの上にどのような学びを計画していけばよいのかを学ぶ。
これからの音楽科教育を考える上で必要なこと。
できれば両方経験しておくと効果は大です。
ただ、それを違うことに利用されるのが怖いのです。

このことは音楽科教員だけではなく、美術科や技術・家庭科、そして学校事務職員にまできっと及ぶことでしょう。
きっといろんな方面から意見があがると思います。
こんなことが本当にならないことを願うばかりです。

逆境に好機あり

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小学校グループの研修会に参加して考えたこと。
教員になってからずっと中学校で勤務。
だから小学校の経験はなし。
地域の参観日とか行事とか、研究会とか、できるだけ小学校の実践に接する機会を多く作ってきたつもり。
でも、見るのと実際に自分が授業などで接するのとでは全く違う。
小学校と中学校の校種の違いはかなり大きい。
小学校のグループ研修に参加して意見を言えるのか?
見当違いなことを言って周りを混乱させてしまわないか?
「やっぱり中学校の先生だから仕方ないわ!」なんて思われないか・・・。
様々な不安の中での参加。
最初からずっと緊張しっぱなし。

やったことがない
経験したことがない
わからない

だからできない?
やったことないし、わからないし、できないから自分には無理。
逃げる口実ばかりが頭をよぎる。
逃げるのは簡単。
でも、よく考えてみたら、そこに自分を変える好機があるんじゃない?
やったことがないんだから、わからないし、できなくて当然!
裏を返すと新鮮な気持ちや新鮮な目で臨めるということ。
もしかしたら小学校の先生方が気づかないところに視点を持つことができるかも知れない。
わからない自分をさらけ出せば、小学校の先生方はアドヴァイスをくれるし。
振り返ってみると新卒の時だって同じだったんだよなあ。
何もわからなくて右往左往。
右往左往ならいいけど、右往左往もできない、動けない。
そうすると「気の利かない奴」なんて言われたり。
自分が何をわかっていないのかがわからない。
だから「わからなかったら聞け」と言われても質問すらできない。
たくさんの試行錯誤と失敗を繰り返し、自分なりの何かをつかんできただけ。
そんな中から教師生活を始めたんだよなあ。
そのときよりは状態はいいじゃん!
今は経験を重ねてそれなりの自信や見通しがついているだけ。
それを自分の実力と勘違いしていないか?
もう一度リセットしてそこから始めていると考えればいいこと。
ただ、時々プライドや自信が邪魔をする。
中学校の話だったらどんどん意見を言えるのに。。。
それを一度捨て去って謙虚に始めること。
何歳になっても必要なことなんだろうなあ。
そして、それこそが今の自分に必要なこと。

「小学生はここまで考えることできる?」
「この活動は小学生に向いている?」
様々な資料と自分の経験から、ある程度の音楽学習を組み立ててそれを提示。
グループ研修の時に何回も何回も聞いて自分の考えや予想を修正。
参加している先生方もあきらめずにていねいに説明してくれる。
そうする中で自分が想像している小学生のできる活動と実態とが何となく一致してくる。
小学校の学習の上に中学校があるということが実感としてわいてきた。
「小学校と中学校の9年間を見通した学習」が言われている。
小学校のことが全くわからないという逆境だけれども、あきらめずにここを乗り切れば「小学校と中学校の連続性」がわかる好機なんじゃないか?
逆境を逆境で終わらせていたんじゃあいつまでも自分が変わらない。
逆境に負けそうな時に元に戻ったら幸せか?
そんなことはなくて、一回逃げたらいつまでも逃げなくてはならなくなる。
経験からそれは知っているし、子どもたちや仲間にも伝えてきていること。

「逆境にこそ好機あり」

尊敬する教頭はこれを「ピンチがチャンス」と表現していた。
それを信じてやってみようと考えている。
考え方を変えただけで、なんだか楽しくなってきた。
人とのつながりを大切にやってみよう。

小学校のグループの方々にお願い。
実態がかけ離れていたり、見当違いなことを言った時には捨てないで説明してくださいね。
そうそう、東洋館出版社から最近刊行された小学校新学習指導要領「ポイントと授業づくり」がなかなかよくまとめられていて勉強になりますよ。
小学校の先生方はもちろん、中学校の先生方にもオススメです。

グループ研修3-③

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3月2日(月)、小学校の山﨑教諭グループと平田教諭グループの研修が行われました。
「8人くらいの参加かなあ」なんて聞いていたのですが・・・。
次から次へと参加者が増え、15名くらいでの研修となりました。
勤務が終わってまっすぐ帰った方が楽なのに、参加できる30分のために遠回りをしてまでも参加してくれた方。
次の会議までのわずかな時間に都合をつけて参加してくれた方。
学校の用事や次の日の準備の合間を縫って参加してくれた方。
熱い熱い思いが伝わってきました。
いろんなことがあった時に「もういいや」なんて安易に考えてしまった私がすごく恥ずかしいです。
自分のことで精一杯ではだめなんですよね・・・周りのことも考えられるようにしないと。
みなさんの熱意からそんなことを考えさせられました。

小学校グループの二人は授業に対する思いがはっきりしています。
何をやりたいのか、どんな子どもを育成したいのか・・・。
ただ、それを達成させるための教材や指導の流れで悩んでいます。
二人の教諭、共通の願いは・・・
子どもたちの思いを活かした表現活動に取り組むことにより、子どもたち自身に音楽表現を工夫するよろこびを味わわせたい。
「こんな風に表現してみたい」という子どもたちの思いを大切にし、「共通事項」を基に表現の工夫に取り組ませたい。
工夫の意図や考え、曲に対する思いを音や言葉で交流することによって響きあいをよびおこしたい。
それが感動の高まり、広がり、深まりにつながる。
そのことによって「意欲的に進んで音楽の表現活動に取り組む子ども」を育成する。

山﨑教諭は歌詞や音楽から情景を想像させ、それを活かした豊かな音楽表現をめざしたいと考えています。
教材は「こぎつね」か「夕やけこやけ」。
話し合いの結果、「こぎつね」は想像させた情景を音楽表現に活かすのが難しいのではということに。
そこで、「夕やけこやけ」で研究を進めていくことを確認しました。
「お手々つないで」のところで子どもたちは振り付けしながら歌うんじゃないかな?
思い浮かべる情景についてたくさん意見が出てくるんじゃないかな?
予想されることがたくさん出てきました。
さすが共通教材に残るだけのことはあります。
でも、まとめをどうする?
話し合わせてひとつの表現にまとめるのか?
それとも、それぞれ思いを持たせてばらばらで終わらせるのか?
そこのところが悩みとなっています。

積極的に表現活動に参加したがらない子どもの実態。
そこを今回の研究を通して何とかしたいというのが平田教諭の願い。
そのために、子どもたち自身の思いを活かした表現活動に取り組みたい。
歌よりは今まで扱ってこなかった分野であるリズム的なものや小アンサンブルを切り口に迫りたい。
そのような考えがあり、「ソーラン節」を扱うことで検討が始まりました。
「ソーラン節」で自動の発想を活かして工夫できることは?
太鼓による伴奏の工夫に取り組むにも和太鼓がない。
じゃあ、お囃子を自分たちでつくってみたらどう?
①日本のお祭り音楽の中から特に印象的なお囃子のものを選んで鑑賞。
②それを実際に体験したあとの自分たちなりのお囃子を作る。
こんな流れの授業は?
お囃子のことについて私たちがあまりにも知らなさすぎるのでは?
その研究に取り組む時間はある?
しかも、お囃子の旋律を演奏するにはリコーダーの練習が必要だよね。。。
「私のやりたいことと違う。これだとリコーダーの吹けない子と吹ける子の差が大きくなってしまう。」という平田教諭の一言。
平田教諭のやりたいことと題材がかけ離れていたことに気づいた瞬間です。
じゃあ、思い切ってリズムに絞ろうよ!
ということで、「言葉とリズム」のかかわりを創作活動を通して学ぶ授業を研究することに決定。
でも、出発点は「ソーラン節」から。
①日本のお祭り音楽をお囃子に注目させて聴かせる(鑑賞)
②特徴的なお囃子を体験させる(表現)
③言葉とリズムのかかわりによる創作に取り組む(創作)
こんな流れの授業を研究してみたら?
南小学校にその実践を記録したDVDもあるらしいし。

劇的な展開でした。
疑問点を出し合い、みんなで授業の流れを考えていくうちに突然やりたいことが決まる。
それまで話し合っていたものを一回すべて捨て去ることによって、全く違う発想のものが出てきたのですから・・・。
こんなことは研究ではよくあること。
ここで思い切って捨てる勇気がないと納得のいかないまま研究を進め、授業を公開することになってしまいます。
まあまあ、で終わらせていたのではどこかで必ず矛盾をきたし、「私のやりたいことは本当にこれ?」と悩む結果になりますから。
納得いくまでみんなで知恵を合わせる経験はとても貴重です。
生み出す苦労は大きかったけど、参加した方には大きな財産が残る研修となりました。

私自身が一番勉強になった一日でした。
とりあえず、速報です。

続・グループ研修3-②

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中学校の末松グループの記録が届きましたので紹介します。
今回の担当は三川中学校の河合教諭です。
一目で伝わるようにと、図で表現したり、文章を短くしたりと工夫の跡が伝わってきます。
「わかりやすく伝えよう」という気持ちのこもった記録。
伝えるために言葉とか記録はあるのだなということを再確認。
頭の中にあることを簡潔に、しかも図で表すことは大変な苦労を伴います。
でも、図で表すことができないということはまだまだ頭の中が整理されていない証拠とも言えるので、よいトレーニングに。
とはいえ、かなり時間がかかったんじゃない?
忙しい中、本当に頭が下がります。
だって、かかわらないでおこうと考えればたくさん楽できますから・・・。
それなのに自分の時間を割いてまで協力してくれる。
河合教諭だけでなく、これまでの記録者、そしてグループ研修や会議に参加している方々、本当に本当にみなさんの協力がうれしいです。
それぞれの意識が高まってきて、授業者を支えようという思いが伝わってきます。
このような人たちの思いが全空知音楽教育連盟を支えています。
感謝で一杯です。

「tyuu2_2.25.pdf」をダウンロード

グループ研修に参加したみなさんはそれぞれ自分なりの記録を作っていることでしょう。
ぜひ、ここに載せてある記録と見比べてみてください。
できればそれ以外の人たちのものとも。
電話やメールでその日のグループ研修での話し合いについて語り合う方法もあるでしょう。
使われている言葉が違ったりしませんか?
強調している部分が違ったりしていませんか?
意味が違ったりしていませんか?
自分が感じたことと人が感じていることってけっこう違うものです。
同じ時に同じ話を聞いていてもです。
その違いを知ることで自分に足りない部分がわかり、それを補う努力をすることによって自分の力量を高めることができます。
また、それによって全空知音楽教育連盟の研究も客観性を帯び、よりよいものになっていきます。
仲間との交流も大切にしていきましょう!

さあ、ここから9月18日までは超特急bullettrain
気づいたものが声を出して動いていくしかありません!
遠慮はなしです。
「みんなわかっていると思うけど・・・」ということもあえて言葉に出して確認しましょう。
あせらず、あわてず、ていねいに。
時間はないけれどもこの心がけが大切です。
そして笑顔lovely
すべては「やってよかった!」と言ってもらえるために取り組むのですから。
研究会が終わったあとに肩を組んで喜び合えるように!
そうなるまでやってみましょう、力の限り。
(でも、体だけはこわさないようにね)

「Le Sacre Du Printemps」

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タイトルはストラヴィンスキー作曲の「春の祭典」。
末松教諭グループの教材研究が合唱曲「春に」。
生命の力強さを感じる春。
「春に」では自分でも説明することができないくらいのエネルギーあふれたものとして表現されています。
身体とと心の中にわき起こってくる矛盾した気持ち。
それのぶつかり合い。
ある意味暴力的な感じがするけれども。
そういうところがこの2曲に共通しているところかも。

「春の祭典」の特徴はいろいろあるけれども、拍子とリズムもその中の一つ。
1小節ごとに変わる部分も見られる「変拍子」の連続。
演奏する方は大変だと思うけれども、それが生み出す緊張感と音楽効果には大きなものがある。
演奏するには、リズムjのパターンというか構造を知っていないと大変だけれども・・・。
そういう意味で知的な音楽と言えそう。
音楽の響きは原始的な感じがするのに。
もう一つは「ポリ(複)リズム」。
2+3の5拍子とか4+3の7拍子だとかの変則的なリズムを組み合わせてできあがる複合拍子。
これを重ね合わせたり、組み合わせたりしてできあがるのが「ポリ(複)リズム」。
2つくらいの重ね合わせならそれほどでもないのだけれども、「春の祭典」では3つ4つと重なっていく。
この平行ポリリズムの難しさといったら!
一つ一つのパートを見ると何でもないものが、重ね合わされることにより複雑で演奏の難しいものに変身。
様々な舞曲があちこちから聞こえてきて雑踏になっていく様子が見事に描写されている。
複合拍子も民族舞踏などの踊りに関係しているリズムだから重なり合うとその効果はかなりのもの。
現代音楽を扱う方法として子どもたちに体験させることは可能なんじゃないかな。
けっこうおもしろがると思う。

さて、この「春の祭典」、今では管弦楽のみで演奏される機会が多いけれども元々はバレエのために作曲されたもの。
それなのに今までは映像が出ていなかった。
そこに今月ようやくすばらしい映像が発売されることに。
ライプツィヒ・バレエ、木村規予香主演によるもの。
振り付け師は残念ながら45歳で急逝したドイツ人振り付け師ショルツによるもの。
DVDを早速かけてみると、2台のピアノが画面に。
「あれ?オーケストラ版じゃないのかな?」
そう思ってジャケットを見ると、2台のピアノ版とオーケストラ版の2つが入っている。
2台のピアノ版はストラヴィンスキーが作曲家ドビュッシーに聞かせたもの。
これを聞いたドビュッシーは仰天し、ストラヴィンスキーのファンになります。
この映像で踊っているのはジョバンニ・ディ・パルマという男性。
これもなかなかのもの。
なんだかすごく得した感じ(◎´∀`)ノ
でも、そのあとのオーケストラ版はもっと衝撃的。
春の暴力的で濃厚な面がしっかりと表現されている。
子どもたちには見せることができないよな・・・。
やはりヨーロッパは前衛的な演出が多いです。
ニジンスキーやベジャール演出のものも出ないかな。
3月7日にはBSでゲルギエフ指揮キーロフ・バレエによる「春の祭典」が放映されます。
どんな演出なのだろう?
今から楽しみです。

同窓会?

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「Kitaca」と「SAPICA」。
「Kitaca」はJR北海道が出しているICカード。
JP東日本が出している「Suica」エリアとのつながりもあるので東京でも使えます。
「Pasmo」エリアには使えないけど。
「SAPICA」は札幌市交通局が出しているICカード。
これからの生活で必要なものなので時間のあるうちに購入してきました。
「Kitaca」のデザインはエゾモモンガ。
これがなんとなく愛嬌のある顔でかわいいんです。
どうせなら「Pasmo」のように1枚でJRと地下鉄共通して使えるようになれば便利なのに・・・。
そのあとオーディオと携帯電話を見に電気店へ。
1枚7000円のオーディオボードはすごかったなあ。
厚さ1ミリもないものなんだけれども、それをひいただけで明らかに音が変化。
しっかり振動を吸収しているってことなんだろうなあ。
うちのCDプレーヤーにひいたら効果がかなり期待できるんじゃないかな。
携帯売り場では質問してもなかなかうまく答えられない店員さんと遭遇。
ついついかまってしまいました(^-^;
私:「本当に機種について勉強したの?」
店:「ちゃんと講習みたいのも受けたんですけど・・・」
すごく素直で一生懸命なんだけど、セールスポイントぐらいは言えないと・・・。
次に、丸井今井南館にある本屋さんジュンク堂書店へ。
地下2階から4階まで本、本、本・・・。
本好きの私にとって、とても幸せな空間に思えました。
気になるジャンルの所をサッとまわって3冊の本を購入。
なにせ次の予定が控えているので。
ここまで終えたところで宿泊場所のライフォートに向かいました。

本当のねらいは芦別中学校時代の仲間との飲み会。
札幌一泊で飲んで飲んで飲みまくったという感じです。
楽しかった~o(*^▽^*)o
1件目は「からし屋」というジャスマックプラザの横にあるお店。
落ち着いた雰囲気で飲めるいい店でした。
この仲間で飲んだのは実に18年ぶりのこと。
今も同じ職場の同僚はいるけど、いっしょに働いたのは長くて3年。
短い人だと1年。
でも、自分の教師生活の中で一番楽しくも充実していた時代でした。
集まったメンバーも私がいた最後の1年が一番すごい時代だったと。
そうそうたるメンバー、活気のなる職場、仲間とのつながりの深さ・・・あの職場をめざしていつも頑張っています。
たくさんたくさん元気をもらいました。
人とのつながり、出会い、自分から壊すことのないように大切にしなきゃ。

「この間の手紙の練習を聞いて芦別以来久しぶりに合唱でじわっと来たよ」
「昔と変わらず熱いよな」
「見捨てないやさしさがあるよね」
ありがたい言葉です。
変わった、といわれないようにしなきゃ!
一番最初の合唱練習のことについての言葉にはビックリしました。
練習が終わったあとに「人生最後の合唱指導だと思ってじわっと来てるんでないの?」と茶化し気味に言っていたので。

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