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学習評価のあり方 その4

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今回は・・・
音楽科の「観点別評価」についてです。

現行のものと改正案とを見比べてみましょう。
小学校も中学校も共通のものとなっています。


*第1観点

(現行)
音楽への関心・意欲・態度

(改正案)
音楽への関心・意欲・態度



*第2観点

(現行)
音楽的な感受や表現の工夫

(改正案)
音楽表現の創意工夫



*第3観点

(現行)
表現の技能

(改正案)
音楽表現の技能



*第4観点

(現行)
鑑賞の能力

(改正案)
鑑賞の能力

見てわかる通り、変わったものと変わらないものがあります。
第1観点と第4観点はそのまま。
ただし!
第4観点については注意が必要。
文章が同じでも、その意味するところが変わっているのです。
文章も意味するところも変わっているのが第2観点と第3観点。

現行の第2観点は・・・
「感受」という言葉がポイント。
表現と鑑賞の両方を支える音楽科にとって重要な力を意味する「感受」。
これだけで、音楽科の学力すべてを象徴しているようなものでした。
それくらい大きなものを意味するものだったのです。
だって、現行の「共通事項」すべてにかかわるものですから。
とは言っても・・・
「感じ取る力」という点で第4観点との近藤が見られたことは事実です。
現行では第2観点と第3観点、第4観点の定義づけを明確にしようとする意図がうかがえます。

第2観点は・・・
(現行)
「思考力・判断力」

(改正案)
「思考力・判断力・表現力

第3観点は・・・
(現行)
「技能・表現」

(改正案)
「技能」

「言語活動」が各教科共通で重視されたことを受けて「表現」というものの意味づけを整理しています。
つまり、第2観点でいうところの表現力とは・・・
①第3観点「技能」
②第4観点「知識」
この二つに支えられたものを意味しています。
身につけた技能と知識を活用しての力。
これが改正案の第2観点「思考力・判断力・表現力」です。
演奏したり、文章に書いて表す、というものではないのです。
自分の考えや思い、価値判断を伴って音楽表現を工夫していくことが必要なのです。

このことから、第3観点の「表現」が整理されました。
つまり、改正案では「表現」が削除され・・・
「技能」飲みに特化されています。
あくまでも「音楽表現」に対しての「技能」に限定されたのです。
批評文に代表される「言語活動」を意味するものではないということです。

現行では・・・
第3観点の表現や第4観点の鑑賞を支える大切な力。
それが第2観点の「感受」という感じでした。

改正案では・・・
第3観点「技能」や第4観点「鑑賞」で培った力に支えられて・・・
第2観点が成立するという意味合いを持たせているように感じます。

そうはいっても。
まだ、「改正案」の段階。
これから変わることもあるでしょう。

それから。
「改正」されるからといってびびる必要なんてありません。
「改正案」は今までの研究の上に成り立つものです。
今まで培ってきた成果を大切にしましょう。
今までのものを全面否定しているわけではないのです。
そうではなくて。
誤解されやすかったところを整理しようとしているだけ。
読み解くのに時間はかかると思いますが。
怖がる必要なんてありません。
一つのことを極めれば、いくらでも応用はきくのです。
お互いの考えを伝え合っていきましょう。

このシリーズは・・・
まだまだ続きます。
次は・・・
改正案のそれぞれ意味するところを書く予定です。

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コメント

私がやろうとしている授業は「第2観点」にかかわる授業なんですね。自分のやろうとしていることがはっきりしました。まわりの先生方がパート練習という「第3観点」のメロディーを覚える部分のみしか理解していないで発言していることもわかりました。意見がすれ違うわけですよね。私の言ううことをちゃんと聞いてくれるかなあ。。。正直、不安です。今のままだと何も変わらないのでやってみますが。

そうですね・・・
音楽の時間を
「パート練習の時間」
「合唱練習の時間」
と勘違いしている方々もいるようです。
実際は違うのに・・・
残念に思うときがあります。

特別活動や行事で歌わせるのも大切な仕事の一つです。
でも、音楽科の役割はそれだけではありません。

どのように表現を工夫したいのか。
どのように工夫したのか。

これらを音楽の諸要素の言葉を使って伝えあい、自分たちの目指す音楽表現にする。
これを大切にしたいものです。
昨年度の北海道音楽教育研究大会空知大会の授業が参考になると思います。
提案する時期が早かったような気がしていますが・・・。
かなり先取りをした授業となっています。
わかってもらえるとうれしいのですが・・・。

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